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スマホ代調べる更新 2026-09-05

デュアルSIMの組み合わせは安いのか——通話とデータを2回線に分けて得になる条件

「通話用の回線とデータ用の回線を分けると安くなる」という組み合わせの話をよく見かけます。理屈は分かるのですが、当サイトに掲載している格安SIM12ブランドの料金で実際に計算すると、**今回試した4通りのうち4通りで、2回線に分けたほうが高くなりました。**増える額は月720円から1,050円です。この記事では、なぜそうなるのかという構造と、それでも組み合わせが成立する前提(当サイトの計算には入れていないもの)を分けて書きます。結論から言うと、分かれ目は「通話とデータの量」ではなく「2回線目に最低いくら払い続けるか」でした。

スマホ代 2回線に分けると月いくら増えるか 月3GB・通話30分 単独最安 1,078円 +742円/月 月10GB・通話30分 単独最安 1,390円 +1,000円/月 月20GB・通話60分 単独最安 1,390円 +1,050円/月 掲載12ブランドの公式料金から計算 公式料金のみ・毎日自動更新

この記事が役に立つ人

  • 「デュアルSIM 組み合わせ 安い」で調べて、具体的なペアを決めようとしている人
  • 通話が多いので、通話定額のある回線とデータの安い回線を分けたほうがいいのではと考えている人
  • すでに2回線持っていて、1回線にまとめたほうが安いのかを知りたい人

当てはまらない人

  • デュアルSIM非対応の端末を使っている人。物理SIM2枚またはeSIMに対応していない端末では、そもそも組めません
  • 会社支給の回線と私用回線を分けている人。これは料金ではなく用途の分離なので、この記事の計算とは目的が違います
  • 海外渡航時に現地SIMを挿すために2枚目を使いたい人。この記事は国内の月額だけを扱っています

デュアルSIMの組み合わせが安くならない理由——2回線目の最低維持費が必ず乗る

まず計算結果を出します。データ側は「そのGB数を通話なしで使うときの最安」、通話側は「その通話時間を最も安く賄えるプラン」をそれぞれ選び、合計を単独プランの最安と比べました。ブランドをまたぐ組み合わせも含め、掲載12ブランドの全プランから選んでいます。

前提単独プランの最安2回線に分けた場合
月3GB・通話30分楽天モバイル Rakuten最強プラン(〜3GB) 1,078円HISモバイル 770円 + HISモバイル 1,050円 = 1,820円+742円
月10GB・通話30分日本通信SIM 合理的みんなのプラン(20GB) 1,390円HISモバイル 1,340円 + HISモバイル 1,050円 = 2,390円+1,000円
月20GB・通話60分日本通信SIM 合理的みんなのプラン(20GB) 1,390円日本通信SIM 1,390円 + HISモバイル 1,050円 = 2,440円+1,050円
月50GB・通話60分楽天モバイル Rakuten最強プラン(無制限) 3,278円mineo 2,948円 + HISモバイル 1,050円 = 3,998円+720円
金額は当サイトが毎日更新している料金データから計算しています。通話は1回あたり5分以内を想定した概算です

2回線に分けたときに増える月額(単独プランの最安との差)

すべて増えます。減るケースは今回の条件では出ませんでした

  1. 月3GB・通話30分単独最安 1,078円742
  2. 月10GB・通話30分単独最安 1,390円1,000
  3. 月20GB・通話60分単独最安 1,390円1,050
  4. 月50GB・通話60分単独最安 3,278円720

データ側と通話側をそれぞれ最安で組んだ場合の増額です。後述する2つの前提(データ専用プラン、povo2.0の基本料0円運用)は計算に含めていません

理由は単純で、2回線目には「何も使わなくても払う額」があるからです。掲載12ブランドで最も安い維持費は日本通信SIMの合理的シンプル290(1GB)で月290円でした。組み合わせが得になるには、分けたことで浮く額がこの290円を上回る必要があります。

ところが、その「浮く額」が出てきません。通話込みで安い単独プランが、すでに存在しているからです。通話30分を最も安く賄えるのはHISモバイルの自由自在2.0(1GB)で月1,050円(6分かけ放題を付けた場合)でした。この金額は、多くの容量帯で単独プランの最安との差より大きくなります。つまり「通話を別回線に逃がす」ことで節約できる額より、その別回線を維持する額のほうが大きい、という関係になっています。

この計算の前提は「通話は1回あたり5分以内を想定した概算。税込価格。事務手数料・端末代・キャンペーン割引は含まない。」です。事務手数料は含めていません。2回線に分ける場合は契約が2件になるので、初期費用も2件分かかります。当サイトは各ブランドの事務手数料を数値として持っていないため金額は書きませんが、含めれば差はさらに開く方向にしか動きません。

自分のGB数と通話時間を入れると、単独プランの最安がその場で出ます。まずこの金額を出してから、組み合わせがそれを下回れるかを考えるのが順番として確実です。

単独プランの最安を計算する

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それでも安くなる2つの前提——データ専用プランと、povo併用でメイン回線を残す形

組み合わせを勧める記事が間違っているわけではありません。上の計算と前提が違うだけです。違いは2つあり、どちらも当サイトの計算には入っていません。順に書きます。

前提1: データ専用(通話なし)のプランを2枚目に使う

当サイトの料金データは、音声通話のできるプランだけを掲載しています。データ専用プランは掲載していません。理由は、計算機がデータ専用プランを音声プランと区別できないためで、区別しないまま安い順に並べると「通話が必要な人にデータ専用プランを最安として推薦する」という事故が起きます。この制約は料金データの既知の課題として記録してあります。

データ専用プランは同じ容量でも音声プランより安いことが多いので、「音声つき1回線+データ専用1回線」で組めば、上の表よりは差が縮みます。ただし縮むだけで逆転するかは別問題で、それを当サイトの数字で示すことは現時点ではできません。データ専用プランを掲載できるようになるまでは、この点は「未確認」と書いておきます。

前提2: 基本料0円の回線をメイン回線に併用する

povo2.0は基本料0円で、必要なときにデータを買い足す形の回線です。組み合わせの記事でよく相方に選ばれるのはこの構造があるためで、「メイン回線はそのままにして、足りない月だけデータを買う」という使い方ができます。当サイトの料金データはpovo2.0を「データ追加3GB(30日間)・データ追加120GB(365日間)」というトッピングの購入額として持っているため、基本料0円で保有だけする使い方を金額として表現できていません。したがって上の計算には、この使い方は含まれていません。

この形が成立する条件ははっきりしています。2枚目を「普段は0円、必要な月だけ課金」で回せることです。毎月データを買うのであれば、それは実質的に月額のある2回線目なので、上の表と同じ構造になります。自分がどちらになるかは、直近3か月で何回データを買い足したかを見れば判断できます。

デュアルSIMのデメリットは通話まわりに出る

料金以外の話も書きます。組み合わせを検討する人が後から気づきやすいのは、金額ではなく通話まわりの挙動でした。

  • 発信のたびにどちらの回線を使うか選ぶ必要がある。端末側で既定の回線を決められますが、「通話は2枚目、データは1枚目」を意図どおりに保つ設定は端末ごとに違います
  • かけ放題が効くのは、その回線から発信したときだけ。うっかりデータ側の回線で発信すると従量課金になります。ここが組み合わせの一番の失敗パターンです
  • SMS認証の宛先が2つになる。銀行やフリマアプリの認証番号がどちらに届くかを把握していないと、機種変更のときに詰まります
  • 2回線とも同じ通信網だと、障害時に両方止まる。料金だけで選ぶと網が重なることがあります

最後の点は掲載ブランドの一覧で確認できます。3ブランドは申し込み時に借りる網を選べるので、組み合わせるなら網が重ならないように選ぶのが確実です。

ブランド借りている通信網
楽天モバイル楽天
ahamoドコモ
LINEMOソフトバンク
IIJmioドコモ/au
mineoドコモ/au/ソフトバンク
HISモバイルドコモ
LIBMOドコモ
NUROモバイルドコモ/au/ソフトバンク
ワイモバイルソフトバンク
日本通信SIMドコモ
povo2.0au
UQ mobileau
「/」で区切られているブランドは、申し込み時にどの網を使うか選べます。同じ網どうしで組むと、その網の障害時に2回線とも影響を受けます

障害対策として2回線持つこと自体は、料金の話とは別に意味があります。この記事が否定しているのは「分けたほうが安くなる」という部分だけで、「分けたほうが止まりにくい」は成り立ちます。目的が備えなら、増える月額は保険料として見るべきものです。

自分の場合を確かめる手順

一般論ではなく自分の条件で判断するには、次の順で確かめるのが最短です。

  1. 直近3か月の通話時間とデータ量を出す
    端末の設定か、契約中の会社の会員ページで確認できます。ここが推測のままだと、以降の比較はすべて推測になります。とくに通話は体感より短いことが多く、実測すると通話定額が不要だったというケースがよくあります。
  2. 単独プランの最安を先に確定させる
    組み合わせを考える前に、1回線で賄った場合の最安額を出します。この金額が基準線で、組み合わせはこれを下回って初めて意味があります。
  3. 2回線目の維持費を12か月分に直して、基準線との差と比べる
    2回線目に月290円かかるなら年3,480円です。分けることで浮く額がこれを上回らない限り、組み合わせは成立しません。事務手数料が2件分かかることも忘れないでください。
  4. 端末がデュアルSIMに対応しているかを確認する
    物理SIM2枚、または物理SIM+eSIMに対応している必要があります。ここが未確認のまま申し込むと、2回線目を挿せずに解約する羽目になります。

20GB・通話30分での実計算 — 料金データから自動更新

参考として、月20GB・通話30分の条件で単独プランを安い順に並べたものです

  1. 日本通信SIM合理的みんなのプラン(20GB)1,390
  2. HISモバイル自由自在2.0(20GB)2,090
  3. 楽天モバイルRakuten最強プラン(〜20GB)2,178
  4. 大手キャリアの平均的な支払い7,500

いま月7,500円を払っていて、実際の使用量が月20GBなら、差は年 73,320 円です。すでに割引が効いていて支払いが少ない場合、この差は小さくなります。

最適セレクトの管理人の判断(料金以外は意見です)

私の判断としては、料金を目的にデュアルSIMを組むのは、掲載12ブランドの範囲では勧められません。理由は、通話込みで安い単独プランが十分に安く、2回線目の維持費を吸収できるだけの節約幅が残っていないからです。これは意見ではなく計算結果ですが、意見の部分も書いておくと、組み合わせを検討する時間を、単独プランの見直しに使ったほうが早く効きます。一方で、基本料0円の回線を「普段は0円で保有し、足りない月だけ課金する」形で使えている人は例外です。この使い方は当サイトの数字では検証できていないので、否定も肯定もしません。障害対策として2回線持つ判断も、料金とは別の話として成り立ちます。

まとめ

  1. 掲載12ブランドの音声プランどうしで組む限り、今回試した4通りすべてで2回線に分けたほうが高くなった(月720円〜1,050円増)
  2. 理由は2回線目の最低維持費(月290円)を上回る節約幅が生まれないため。通話込みで安い単独プランがすでにある
  3. 当サイトの計算に入っていない前提が2つある。データ専用プランを2枚目に使う形と、基本料0円の回線を併用する形
  4. デメリットは金額より通話まわりに出る。かけ放題が効くのは発信した回線だけで、ここが失敗の起点になりやすい
  5. 障害対策が目的なら別。増える月額は保険料として評価する。その場合は網が重ならないように選ぶ

組み合わせを考える前の基準線を出しておきましょう。キャッシュバックや端末代を含めない、公式の月額だけで並べています。

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出典

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料金は各社の公式料金ページのみを情報源とし、取得日を明記します。計算結果の並び順は常に総額の安い順で、広告の都合で順位を変えることはありません。検証できていない数値は掲載しません。