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トレンド比べる更新 2026-08-10

楽天モバイルへのauローミングが9月末終了へ。安さの前提が変わるのは誰か

2026年8月7日、KDDIの松田社長が楽天モバイル向けのローミングを「現在の契約期日である9月末で終了する方向」と述べました。これに対して8月10日、楽天の三木谷氏は「カバーを必要とするエリアに関しては、10月以降も契約に則ってローミングを継続していく」と説明しています。同じ話について両社の説明が同じではないので、この記事では発言をそのまま並べたうえで、自分の生活圏に影響が出るかどうかを公式のエリアマップで確かめる手順まで書きます。料金プランそのものの変更が発表されたわけではない、という点も先に書いておきます。

この記事が役に立つ人

  • これから楽天モバイルに乗り換えようとしている人。契約前に自宅と通勤経路のエリアを確認する材料になります
  • 楽天モバイルを使っていて、自宅や職場が郊外・山間部にある人
  • 「無制限で3,000円台」を理由に候補に入れているが、つながるかどうかを確かめていない人

当てはまらない人

  • 都市部の楽天回線エリア内だけで生活が完結している人。もともとローミングにほとんど乗っていません
  • ahamo・LINEMO・ワイモバイル・UQ mobileなど、楽天以外を検討している人(この話は楽天モバイル固有です)
  • 月のデータ量が3GB以下で、料金だけで見れば他社の低容量プランのほうが安い人

「9月末で終了」と「10月以降も継続」——両社の説明は同じではない

まず、何が言われたのかを発言のまま並べます。ここを要約でぼかすと、読者が自分で判断できなくなるためです。

「本来の目的を果たした」「現在の契約期日である9月末で終了する方向で進めている」。ただ、郊外(ルーラル)については「基地局整備は自らでやってもらう」という前提のもと「一部に限定した形で、期間を定めてインフラ維持に協力する」

KDDI 松田浩路社長、2027年3月期第1四半期決算説明会(2026年8月7日)

「まず楽天モバイルがカバーを必要とするエリアに関しては、10月以降も契約に則ってローミングを継続していく」「楽天モバイルがカバーできている場所は、順次縮小していくことで合意していると認識している」

楽天グループ 三木谷浩史会長兼社長、2026年度上期決算説明会(2026年8月10日)

つまり「全部が9月末で切れる」でも「何も変わらない」でもありません。両社の説明を重ねると、読み取れるのは次の3点だけです。

論点KDDI側の説明(8月7日)楽天側の説明(8月10日)
契約全体現在の契約期日である9月末で終了する方向必要なエリアは10月以降も契約に則って継続
郊外(ルーラル)一部に限定し、期間を定めてインフラ維持に協力(同様に継続の対象という趣旨)
自社でカバー済みの場所想定外のエリアからの通信があった点を懸念として挙げる順次縮小することで合意していると認識
出典は下記2本の決算説明会レポート。個別の市区町村がいつ切り替わるかは、どちらの説明にも含まれていない

料金プランの変更は発表されていません。Rakuten最強プランの月額そのものが上がる・下がるという話ではなく、変わるのは「どこでつながるか」の裏側の仕組みです。ここを混同した見出しを見かけますが、別の問題です。

なぜ格安SIMを選ぶ人に関係があるのか

楽天モバイルは、データ量が多い人の乗り換え先として料金表の上位に出てきます。下は自動更新している料金データから、月50GBを使う場合の安い順です。

50GBでの実計算 — 料金データから自動更新

月50GBを使う場合、いま契約できる安い順の3プラン

  1. mineoマイピタ 50GB2,948
  2. 楽天モバイルRakuten最強プラン(無制限)3,278
  3. IIJmioギガプラン 55GB3,900
  4. 大手キャリアの平均的な支払い7,500

いま月7,500円を払っていて、実際の使用量が月50GBなら、差は年 54,624 円です。すでに割引が効いていて支払いが少ない場合、この差は小さくなります。

この順位は月額だけで並べたものです。同じ月額でも、自分の生活圏でつながらなければ支払っている意味がありません。楽天モバイルの「つながる範囲」は、自社の楽天回線エリアと、au回線を借りるパートナー回線エリアの2つで構成されてきました。後者の前提が動くという話なので、料金表の順位より先に確認すべき項目が1つ増えた、というのが今回の意味です。

先に金額の差を把握しておくと、エリアを確認したあとの判断が早くなります。使っているGB数と通話時間を入れると、いまの支払いとの差額が年額で出ます。

自分の使い方で差額を計算する

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自分に影響があるかを確かめる3つの手順

推測ではなく、公式が公開しているもので確認できます。10分ほどで終わります。

  1. 自宅・職場が楽天回線エリアかパートナー回線エリアかを見る
    楽天モバイルの「通信・エリア」ページには、サービスエリアマップと、パートナー回線エリアだけを表示するマップが別に用意されています。自宅・職場・よく行く場所が楽天回線エリアの中に入っているなら、今回の話の影響は小さくなります。
  2. 住所単位で電波状況をシミュレーションする
    同ページの「電波状況をチェックする」から、住所をピンポイントで指定して確認できます。市区町村単位の色塗りでは分からない差が出るので、地図だけで判断せずここまでやったほうが確実です。
  3. KDDI側のローミング提供エリアページを見て、更新日を確認する
    KDDIは「楽天モバイル向けローミングサービス提供エリア」を公開情報として出しています。ここの更新日が変わったときが、実際の提供範囲が動いたときです。9月末が近づいたらもう一度開くのが確実で、報道より先にこちらが更新される可能性があります。

パートナー回線エリア内ではau回線によるローミング接続がご利用いただけます。詳細はKDDI株式会社のエリアマップをご確認ください。・ローミングサービスの提供エリアの変更が決まり次第、順次更新します。

楽天モバイル公式「通信・エリア」ページ サービスエリアに関する注意事項(2026年8月10日閲覧)

この一文は今回の発表より前から置かれているものですが、「決まり次第、順次更新」という運用であることが公式に書かれている点は重要です。切り替えの予告が長く取られるとは限りません。

いま断定できないこと

都合よく書かないために、この記事で分からないことを明示します。

  • どの市区町村がいつ切り替わるのか。両社の説明にも公式のエリアページにも、現時点で日付付きの一覧はありません
  • 「必要なエリア」の具体的な定義。楽天側は必要なエリアの継続と述べ、KDDI側は郊外について期間を定めた協力と述べていますが、範囲を特定できる情報は公開されていません
  • 実際の体感がどう変わるか。ローミングから自社回線への切り替わりは、電波の周波数や基地局の配置で結果が変わります。数字で示せる根拠がないため、速くなる・遅くなるのどちらも書きません
  • 楽天モバイル以外への影響。au・UQ mobile・povoの利用者が今回の件で不利になるという情報はありません。KDDI側はむしろ自社ユーザーへのリソース配分を理由に挙げています

参考として、楽天モバイルの規模も置いておきます。エリアの前提が変わる話が、どれくらいの人数に関わるのかを見るためです。

項目2026年6月末時点前年同期比
全契約回線数1,075万回線+178万回線
MNO(自社回線)契約数993万回線+176万回線
MNOの正味ARPU2,516円+42円
楽天グループ2026年度第2四半期決算。全契約回線数にはMVNE・MVNO・BCPなどの回線を含む

最適セレクトの管理人の判断(料金以外は意見です)

私の意見としては、この発表だけを理由に楽天モバイルを候補から外すのは早いと考えています。理由は2つあります。1つは、9月末以降のエリア地図がまだ公開されておらず、外す判断の根拠が存在しないこと。もう1つは、都市部の楽天回線エリア内で生活が完結している人にとっては、そもそも変化が小さい話だからです。ただし郊外・山間部が生活圏に入る人は、契約前にエリア確認をする優先度が上がりました。「安いから」で申し込んで、あとでつながらないと気づくのが一番損なので、順番として料金の比較より先にエリアを見てください。

まとめ

  1. 2026年8月7日、KDDIは楽天モバイル向けローミングを現在の契約期日である9月末で終了する方向と説明した。郊外は一部限定・期間を定めた協力を継続するとした
  2. 2026年8月10日、楽天側は必要なエリアは10月以降も契約に則って継続、自社でカバーできている場所は順次縮小で合意していると認識していると説明した
  3. 料金プランの変更は発表されていない。変わるのは月額ではなく、つながる仕組みの裏側
  4. 個別のエリアがいつ切り替わるかは非公開。公式は「決まり次第、順次更新」の運用
  5. 確認手順は、①楽天回線エリアかパートナー回線エリアかを見る ②住所単位で電波状況を確認する ③KDDIのローミング提供エリアページの更新日を追う

エリアを確認したうえで金額を比べるなら、こちらで自分の条件を入れてください。キャッシュバックを計算に入れず、公式料金だけで並べています。

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出典

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料金は各社の公式料金ページのみを情報源とし、取得日を明記します。計算結果の並び順は常に総額の安い順で、広告の都合で順位を変えることはありません。検証できていない数値は掲載しません。