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トレンド気づく更新 2026-09-06

格安SIMの初期費用が上がる——IIJmioは12月、mineoは10月から3,850円に

IIJmioが2026年9月1日、初期費用の値上げを告知しました。12月1日以降の申し込みから3,300円が3,850円になります。mineoも10月1日から契約事務手数料を同じ3,850円に上げます。掲載している12ブランドのうち2つが、年内に同じ費目を同じ額まで引き上げることになります。ただし結論を先に書くと、この550円を理由に乗り換えを急ぐ必要はありません。この記事では、上がるのが何なのか、いくら上がるのか、無料にする手段が公式にあるのか、そして月額との大小関係を順に確認します。

この記事が役に立つ人

  • IIJmioかmineoへの乗り換えを検討していて、まだ申し込んでいない人。改定日が決まっているので、動く時期で金額が変わります
  • 副回線・データ専用回線をもう1本増やそうか迷っている人。初期費用は1契約ごとに発生します
  • 「乗り換えの初期費用って結局いくらかかるのか」を一度も数えたことがない人

当てはまらない人

  • すでにIIJmioを契約中で、ギガプラン内の容量変更だけをする人(公式に初期費用は発生しないと明記されています)
  • ahamo・povo・LINEMOのようにオンライン専用で事務手数料がかからないブランドを検討している人
  • 月額の差がまだ分かっていない人。先に見るべきは月額のほうです

上がるのは月額ではなく初期費用。2社とも3,300円→3,850円

まず何が動いたのかを正確に押さえます。今回上がるのは月額料金ではありません。契約時に一度だけかかる初期費用(mineoの呼び方では契約事務手数料)です。毎月の請求には出てこないので、料金比較表を見ているだけでは気づけない費目です。

ブランド費目改定日改定前改定後
IIJmio初期費用2026年12月1日以降の申込分3,3003,850
mineo契約事務手数料2026年10月1日以降の申込分3,3003,850
mineo変更事務手数料2026年10月1日以降の申込分3,3003,850
mineoSIMカード再発行事務手数料2026年10月1日以降の申込分2,2002,750
mineoeSIMプロファイル発行料2026年10月1日以降の申込分4400
単位は円(税込)。IIJmioの対象は「IIJmioモバイルサービス ギガプラン」と「IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロ」。mineoのeSIMプロファイル発行料だけは逆に0円になる

このたび、持続的かつ安定的なサービス提供体制を維持するため、2026年12月1日以降のWebサイトからのお申し込み分より、IIJmioモバイルサービスおよびIIJmio eSIMサービスの初期費用の価格を改定させていただくこととなりました。

IIJmio「IIJmioモバイルサービス 初期費用価格改定の重要なお知らせ」

昨今の、当社サービス提供に係る各種費用の上昇が続いている状況を踏まえ、2026年10月1日(木)より、以下の表の通り価格改定を実施させていただきます。

mineo「各種事務手数料、eSIMプロファイル発行料改定について」(2026/06/04掲載)

どちらも理由の書き方は同じで、コスト上昇です。mineoのほうが2か月早く、しかも改定される費目が多い点は押さえておく価値があります。特に変更事務手数料は、契約後にプラン種別を変えるときにかかるものなので、契約中の人にも効きます。

「初期費用3,300円」は初期費用の全額ではない

ここが今回いちばん書いておきたい点です。IIJmioの料金表を開くと、初期費用の欄は3,300円ですが、その下に別途「SIMカード発行手数料」または「SIMプロファイル発行手数料」の行があります。つまり実際に払う初期費用は3,300円ではありません。

申し込み形態初期費用発行手数料合計
SIMカード(ドコモ網)3,300433.43,733.4
SIMカード(au網)3,300446.63,746.6
eSIM(au網・データeSIMドコモ網)3,3002203,520
SIMカード(ドコモ網)/2026年12月1日以降3,850433.44,283.4
単位は円(税込)。2026年9月6日にIIJmioの料金表ページで確認した通常価格。合計は当サイトによる単純加算。eSIMには別途、期間限定の割引がある(次項)

同じことは他社にもあります。mineoは今回eSIMプロファイル発行料を0円にする一方で、「SIMカード発行料(440円)は変更ございません」と明記しています。SIMカードで契約する人にとっては、契約事務手数料の550円増だけが変化ということです。

料金比較サイトが「初期費用3,300円」と書いて終わるのは、公式の表記をそのまま写しているからです。間違いではありませんが、実際に請求される額とは数百円ずれます。当サイトの/simの計算結果にも初期費用は含まれていません(データの前提に「事務手数料・端末代・キャンペーン割引は含まない」と書いてあります)。月額の比較と初期費用は、別々に足す必要があります。

上がる550円は、2年使うなら月23円

では、この550円をどう受け止めるべきか。初期費用は一度きりなので、使う期間で割って月額に均すと大きさが分かります。550円を24か月で割ると、月あたり22.9円です。

使う期間550円を月額に均すと
1年(12か月)月45.8円
2年(24か月)月22.9円
3年(36か月)月15.3円
550円 ÷ 使用月数。初期費用は契約時に一度だけかかるため、長く使うほど月あたりの重みは軽くなる

20GBでの実計算 — 料金データから自動更新

比較のために、月20GBを使う場合の最安プランを料金データから出します

  1. 日本通信SIM合理的みんなのプラン(20GB)1,390
  2. LIBMOなっとくプラン(20GB)1,991
  3. IIJmioギガプラン 25GB2,000
  4. 大手キャリアの平均的な支払い7,500

いま月7,500円を払っていて、実際の使用量が月20GBなら、差は年 73,320 円です。すでに割引が効いていて支払いが少ない場合、この差は小さくなります。

この一覧と、いまあなたが払っている金額を見比べてください。月額の差は、たいてい数千円の単位で出ます。それに対して今回上がるのは月23円相当です。桁が2つ違います。「12月1日までに申し込まないと損」という言い方は、金額の大きさを取り違えています。

あなたが実際に使っているGB数と通話時間を入れると、いまの支払いとの差額が出ます。そこに上の表の初期費用を足せば、乗り換えの総額になります。

自分の使い方で月額の差を計算する

格安SIM料金シミュレータ・入力3つ・無料

初期費用を0円にする方法は、どちらも公式に書いてある

値上げの告知には、同じ文書の中に回避策が書かれています。煽る側は触れませんが、公式が自分で書いていることです。

家電量販店やネットショップなどで購入したパッケージ(エントリーコード・パスコード)を利用したお申し込みの場合、初期費用は無料となります。

IIJmio「IIJmioモバイルサービス 初期費用価格改定の重要なお知らせ」注意事項

紹介制度、エントリーコード等の契約事務手数料無料特典は価格改定以降も無料特典として引き続きご利用いただけます。

mineo「各種事務手数料、eSIMプロファイル発行料改定について」注意事項

つまりエントリーパッケージを使えば、改定後でも初期費用そのものは0円になります。ただしケータイ Watchは、IIJmioのエントリーパッケージについて「スマホ大特価セール(期間限定のりかえ価格)や回線セット特価といったキャンペーンとの併用はできない」と伝えています。端末を同時に安く買うのか、初期費用を浮かせるのか、どちらかを選ぶことになります。この併用可否は当方でIIJmioの公式ページの原文までは確認できていないので、申し込み前にご自身で条件を確認してください。

  • IIJmioのeSIMは、2026年11月4日まで初期費用が半額(料金表に「eSIMのお申し込みならおトク!初期費用が半額!」「※eSIMの新規お申し込みに限り、初期費用を半額に割引します」と記載)。ドコモ網のSIMプロファイル発行手数料も同期間0円
  • IIJmioを契約中の人が、ギガプラン内で容量を変えるだけなら初期費用はかからない(料金表に「既にIIJmioモバイルサービスをご利用中の方が、プラン変更にてギガプランへ変更する場合、初期費用は発生しません」と記載)
  • そもそも事務手数料がかからないブランドもある。ahamoは料金ページに「事務手数料は新規、乗り換えともにかかりません。」「事務手数料0円」と明記している

最適セレクトの管理人の判断(料金以外は意見です)

私の判断は、この値上げを乗り換えの締め切りとして扱うべきではない、です。理由は2つあります。1つは金額で、550円は2年使えば月23円で、月額の差(数千円)に比べて無視できる大きさです。もう1つは選び方の順序で、初期費用の期限に合わせて急ぐと、自分の使用量に合わない容量のプランを選ぶ危険が出ます。容量が1段階ずれるだけで、月数百円が2年間ずっと効き続けます。先に月額を確定させ、初期費用は最後に足す。これが安く済む順序だと考えています。もちろんこれは私の意見で、IIJmioかmineoに決めていて、いま申し込んでも問題がない人が、改定前に済ませるのは合理的です。

この2社以外はどうなのか

今日確認できたのは、掲載12ブランドのうちIIJmioとmineoの2社です。他の10ブランドの事務手数料を今日すべて公式ページで確認したわけではないので、「格安SIM全体が値上げしている」とは書きません。確認できた範囲だけを書きます。

ただし方向としては、2026年に入ってから初期費用まわりが上がる動きは続いています。当サイトでは光回線側でも、工事費や登録料の引き上げを個別に記録してきました。月額を据え置いたまま初期費用を上げるのは、比較表の見え方を変えずに値上げする方法でもあります。月額だけを並べた比較を信用しすぎない理由が、ここにあります。

初期費用は一度きりですが、月額は毎月効きます。先に大きいほうから確定させてください。

月額の最安を確認する

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まとめ

  1. IIJmioは2026年12月1日以降の申込分から初期費用が3,300円→3,850円。mineoは10月1日以降の申込分から契約事務手数料が同額に上がる
  2. 上がるのは月額ではなく、契約時に一度だけかかる費目。毎月の料金表には現れない
  3. IIJmioは初期費用のほかにSIMカード発行手数料/SIMプロファイル発行手数料が別途かかる。表示額だけでは実額にならない
  4. 550円は2年使えば月23円。月額の差(数千円)とは桁が2つ違うので、期限を理由に急ぐ根拠にはならない
  5. エントリーパッケージや紹介制度を使えば初期費用は0円になると、両社とも同じ告知の中に書いている。ahamoのように最初から0円のブランドもある

出典

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